プラスチック再生プロセス サービス
SERVICE
プラスチック再生プロセスとは
回収された使用済みプラスチックを、再生資源として国内外へ供給するための一貫処理体制を構築しています。従来、複雑さや異物混入により「廃棄物」とされてきたプラスチック素材も、当社の高度な技術と設備により、再び活用可能な「資源」へと生まれ変わります。
私たちは「ただ処理するのではなく、未来に生かす」という理念のもと、次世代の循環型社会の形成に貢献しています。プラスチック再生のプロセス
①受入・前処理
各拠点および提携先から集荷された廃プラスチックは、七ヶ浜ヤードに集約されます。ここでは素材の種類・状態に応じて予備選別を行い、異物や混入物が多い素材は適切な処理ラインへと振り分けます。
②破砕処理
素材は専用破砕機にて粒状に加工されます。フィルム類・硬質プラスチック・混合素材など多様な形状に対応し、後工程での処理効率を高めます。
③洗浄工程
破砕されたプラスチックは、洗浄ラインで油分・泥・付着物などを除去。洗浄後の水はろ過・循環システムにより再利用され、環境への負荷軽減にも取り組んでいます。
④比重選別
洗浄後の素材は、比重選別ラインを通じて、比重の異なるプラスチックや金属片などを分離します。たとえば、PP・PE・ABS・PSなどの分別が可能で、異物除去と同時に素材純度の向上を実現しています。
⑤高度選別(静電/カラーソーター)
比重差だけでは分離が難しいケースでは、自動化された高度選別ラインを適用します。
これにより、素材の種類だけでなく、色による均一な再生材の生産が可能となります。- 静電選別:帯電性の違いにより、樹脂素材を高精度に分離
- 色選別機(カラーソーター):光学センサーで色を識別し、自動で分別。
→ 白や半透明など、成形原料に求められる色の均一性を確保します。
⑥ペレタイジング(再生ペレット化)
最終選別後の素材は、ペレタイザーで均一な大きさに加工され、再生ペレット(樹脂原料)として生まれ変わります。
この再生ペレットは、- 国内の製造業・樹脂成形メーカー(現在販路開拓中)
- 海外の資源加工業者や製品メーカー
などへ継続的に出荷されており、すでに海外出荷実績も有しています。リサイクル素材の国際的な循環にも貢献しています。
東盛の再生プロセスの強み
- 複合素材・異物混入品にも対応:破砕から選別・成形までを自社で一貫処理
- 自動化・高精度選別で高品質を確保:静電・比重・カラー選別の多段階制御
- 環境への配慮:洗浄水再利用・適正処理・CO₂削減への寄与